KIKO &DEKOの50歳からのeveryday

50代からの毎日幸せに生きるための羅針盤

生活の中で老人がテレビと共に暮らす比重の重さにメディアや番組制作に問いたい事

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

数日実家に帰っていた。

75歳になった両親はここにきて流石に老いと思った。

 

母なんかは70歳までパートで働いていたので、その辺の70歳と比べたら随分と若く見えると、娘ながら感心していたものだったが、

駅まで父の車で迎えにきてもらった時に、待ち合わせ場所が行き違いになってしまって、車を降りて母がウロウロと私を探していたのだけれど、遠目から見た母は私の中のいつも至近距離から見ている脳内の母とあまりに相違しなくて、「この老婆はもしかしたらうちの母ですか?」と何度も頭の中で確認をして声をかけた。

 

 

私が出産するときも、子供二人ともが予定日超過なものだったから、これ以上仕事を休めないと帰ってしまった話は前にも書いたが、うちの母の子育て信念みたいなものは、親子でも依存しあわず、それぞれに地域に地番を築く。

主人が私が出産後、半年あまり入院していた事があったのだか、こんな時さえ里帰りさせず、私は乳飲み子と二人きりの生活をしていた。

周りのママたちは、何かにつけてすぐに実家を頼るので、うちは冷たいんじゃないのか?と少しは恨み心が湧いたものだ。

 

そんな母に、この度も帰省を伝えたら、週二回で通ってる体操教室の日に当たるので、なるだけ休みたくないと言う。ああ、母らしい。

老人の体操は大切なので、どうぞ優先してください。

 

父はと言うと、まるで抜け殻のような老後を過ごしている。

父は私の中ではトラウマな事も、度々書いているけれど、ワンマンで気性が短く本当に家族を振り回して生きてきた。 

 

気に入らないことがあると、母に手をあげるので、私はその場で家を飛び出した事がある。18歳の頃だ。

 

今は、本当に何もやる事がなくて、と言うか、やる気もないみたいで、毎日ただただテレビを見て過ごしている。

 

若い頃は、車やバイクを乗り回し、ようするにあまりガラが良いとは言えなかったが、それでも子供3人を成人、結婚させ、自分も早期退職の後、やはり70歳くらいまではアルバイトをしていた。

 

そうやってお陰様で2人とも70歳まではアルバイトながらも仕事をしていたわけなのですが、さすがに70歳以降の働き方と言うものも一考するものがある

本人的にも家族的にももういいだろ?とか言う気持ちと、

やはり仕事と言うものは責任も伴うので、そのあたりを果たせるのか?負担は?とかそういった具合だ。

 

母は体操教室が終わった後に、お茶したりする友達をあたらに作ったりしているが、

父は、若い時は会社の人をすぐに家に連れてきたり、飲み歩いたりが、他の人よりも頻繁だったが、今は体調からも飲めないので、もう本当にテレビを見るしかやる事がないようだ。

父は、昔から酒やタバコやりたい放題で、「俺は長生きする気はないので好きなようにする」これが得意文句だったが、周りもそうだが、本人も思った以上に長生きしている。そうやって好きに生きている人が長生きすると言う仮説は満更嘘でもないようだと感じてしまう。

 

思えば父は、30から40代が1番体の調子が悪かったからかもしれない。

私の記憶にも、いつもは部屋の隅の万年床で腰が痛いだ、どこが痛いだで、寝ていた姿が浮かぶので、75歳の今も特に命に関わる病気がない事に驚いている。

 

私が乳がんになった時も「うちの家系はガンがないのが自慢だったのに」と、酷くないかい?!でもそんな感じであったくらいだ。

 

有難いことなのだろうが、流石にどこも悪くないのに毎日じっとテレビだけを見て過ごしている姿を母も「なんだか可哀想に見えてくるよ」

そう言っている。

 

今年の猛暑は酷く、確かに外出は向かない。

母は、汗疹のような所が痒くて書いていたらイボのようになってしまったと言うので、それは老人性疣贅(老人性イボ)ではないかとスマホで検索してみせたら、

「便利ね〜なんでもすぐに調べられるのね」

 

www.kikoanddeko.work

 

 確かに、自分もほんの10年前は検索なしで、どのように過ごしていたのかもう思い出せない。

しかし、この母のように別に検索しなくても生きてはいけると言うことをちょっと考えさせられた。

必要な情報を早急に得る事のメリットと、過剰情報の混乱。

 

SNSもネット社会も、本人がうまく利用する事で役に立つ。

 

問題なのは、それを利用して一儲けしようとする輩から出る情報。

 

googleTwitterも定期的にコアアルゴリズムの改定をして刷新をしているが、利用する側のスタンスが1番大切なのだと強く思う。(飲み込まれない)

 

より良いネットの活用と言うのは、繋がりの脆弱な層に一躍かうこと。

 

本来、必要のないそうが利用する事が過剰繋がりとなり、逆に繋がり孤独に陥ってしまうなんて本末転倒だ。

 

今のテレビが面白くなくなってしまった事は、視聴者の大半が高齢者である事。

上記で述べたように、多くの老人はまだネットがうまく活用できていない。

 

ボケ防止のクイズ番組、長生きするための健康情報番組、一辺倒。

 

これを毎日垂れ流しで繰り返し見続けている老人と、本来のエンターテイメント性を失っているテレビ番組制作に、これが平成最期の高齢化社会の現状なのかと、なんだかモヤモヤを感じる。