KIKO &DEKOの50歳からのeveryday

50代からの毎日幸せに生きるための羅針盤

なぜ私は鬱になったのか

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2015年の年末、私は乳がんの温存手術の為の入院をしていた。

しこりも小さいし、身内(血縁はなし)に乳がんを患ってもその何十年も何事もなくすごしている人もいたので、当時はそれほど・・う〜ん、メンタルに支障なしとは決していえるものではなかったけれど、なんとか鬱にはならないように、上げて行こう!くらいな感じでではあった。
入院は出産以来。
その当時も「乳がんの記録」的なブログを立ち上げていて、同時期に同じような状態のブログを見つけてコメントで交流したりもしていたが、リアルではいなかったので、大部屋をあえて希望した。


大部屋と言えど、今は手術入院期間は短くなっているので入れ替わり立ち代り。
私が入院していた二泊三日の間に、左右のお隣さんも入れ替わった。

そこは乳がんに特化した病院だったので、ほとんどが乳がん患者かと思っていたら、勿論そんな事はなく肺がんなどの女性もいる。


お互い、自分が患ったガンについては一所懸命勉強するが、それ以外のガンについては知らないし、似てて
非なるものだとも気付かされたものでもあった。

これは夢なの?現実なの?

ここは通過点?と思わせる入院生活の中で、いろいろな人が入れ替わり立ち代りした。

お隣さんは、
再建の為の入院で、二度目なので慣れたもの?(慣れるわけありませんね)

「アロマを焚いていいですか」と同部屋のメンバーに声をかけた人がいた。

そこは女性同士なので、「いいですよ」と皆が答えた。


また反対隣に入った方は、
しきりと「私は鬱病なので心配です!」と看護師さんに訴えていた。
「テレビをつけたまま寝てもいいですか」と聞いていたが、そりゃ消灯があるからダメでしょ。

鬱がある人がガンになると辛さも一層だろうなと思った。

現に掲示板などで、鬱の症状が悪化してホルモン治療をやめたいと書いている人も多い。


真向かいのベッドの、
三年で再発して手術したおしゃべりな元気なオバ様。

先輩風を吹かせていろいろ体験談を聞かせてくれる。


つい今しがたまで元気におしゃべりしていたが、
急に「汗が止まらない、びっしょり!なぜかしら」

そう言いだして、からの急変。
真の前の私のベットに向かって嘔吐

血圧低下。

看護師がバタバタと慌ただしい!

ポータブルのレントゲンが病室に運ばれてくる。


緊急手術になるらしいけど、娘さんの連絡が取れない。

医師が本人に「緊急なので、私がサインして手術しますよ」と話している。



私も明日、手術なのに・・・


「無心」「頭真っ白」

この頃からこの言葉がよく浮かぶようになった。


答えが出ない、まとまらない考えは、まず最初はループする前に、放心状態になる。


ループし出すのは、少し落ち着いてからのタイムラグ。


最近も元アイドルの20代の子が乳がんを告白したが、
私の病室にも同じくらいの歳の子がいた。




夜泣いていた。

今も思い出しては、喉元に酸っぱいもの詰まって苦しくなる。

こんな息苦しさをひきづって、もう2年以上が経つ。

私は鬱ではないと思っていたが、鬱ですねと言われた。


自分の子供くらいの子が、乳がんになって泣いているのに、

もう50年近く(この頃、私はまだ40代ではあったけれど)
生きてきたのだから、泣く権利もないのではないのではないか。


そう思っていた。


泣きたいのに、泣けないから、
込み上げてくる酸っぱいものが、喉口に詰まって苦しい。


次第に、背中が何故だか痛くて、眠れなくなった。
なぜか夜、横になると特に痛い。


耳鼻科→胃腸科
以上なし。


結局、乳腺の診察日に主治医に話すと

「鬱ですね、統計的にこの時期に何割かの人が鬱になります」


THE、平均値の人間なんですね、私って。